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1月 05, 2012

相変わらず外国文学はほとんど読みませんが、アルレーアルレーとうるさいアル中(アルレー中毒の意)の知人の影響で読んでみました「わらの女」。これがまた凄く面白い!グイグイ引き込まれます。
三十路の極貧ドイツ女ヒルデガルデは、大金持ちとの結婚だけを目的に新聞の広告欄で何年も相手を探している。そこに転がり込んだ待望の億万長者へのチケット。お互いの目的達成のため、僅かな報酬のみで相棒となる億万長者の忠実な秘書アントン・コルフ。そんな設定の始まり。
題名の「わらの女」とは、フランス語のHomme de Paille (わらの男)をもじった言葉で、ロボットとか、でくのぼうとかいうイディオムである。この場合は「囮にされた女」ということだ。(訳者解説より)そうですが、ヒルデガルデの、美貌とちょっとした頭の回転の速さしかない、結局はバカな女の物語りというよりも、慇懃極まる秘書コルフに隠された老獪極まる本質の恐ろしさが際立つ。
たしかに、最後ヒルデガルデが財産放棄をすれば遺産はコルフには渡らなかったのでは?と思うが、、、(やはり軽率なバカ女なのか?)それにしてもコルフの最後の台詞、
「~まだまだ早すぎる。そうだ、まだそんなばかなまねは決してしてはならない。」はぞっとするなぁ~。
Posted on 1月 5, 2012 with 2リアクション